一般歯科

一般歯科について

一般診療で大切にしていること

症状のある歯に捉われず、口内全体を診ることを心がけています。歯を残すことも大切ですが、一番は健康的でバランスの取れた口内環境を保つこと。1本1本の歯の機能を考えながら治療方針を組み立てていきます。歯が生えたばかりのお子さんから高齢の患者様まで、年齢に応じたバランス、機能を常に考えています。

むし歯治療

むし歯は範囲や深さなど、進行度によって適した治療方法が異なります。治療内容は分かりやすくご説明し、患者様がご理解・ご納得してから治療を開始します。むし歯部分を的確に削り取り、歯にかかるダメージを最小限に抑える治療をめざしております。

根管治療

根管治療では精密さにこだわり、再治療のリスクを減らした治療の提供を徹底しております。
拡大鏡(歯科用ルーペ)やマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)などを使用し、感覚に頼らずに患部の視野を大きく拡大した状態で、目でしっかりと確認しながら治療を行います。

失ってしまった歯の治療

何かしらの理由により、歯を失ってしまった患者様はたくさんいらっしゃると思います。しかし、諦めないで一度ご相談しに来てください。
無い歯の数や部位によって、前後の歯を土台にした固定式のブリッジという治療法や付けたり外したりが可能な義歯(入れ歯)、また人工歯根のインプラントなど様々な治療法があります。

歯ぐきの治療

歯本体ではなく、歯を支えている歯ぐきの炎症により、骨がなくなってしまう病気を歯周病といいます。歯周病の治療では、むし歯の原因ともなる汚れ(プラーク)やそれが硬くなった「歯石」を除去することが大切です。
歯石は、歯医者さんで行う処置だけでなく、日頃のブラッシングなど、お手入れの仕方が重要になってきます。歯周病は、歯医者さんで専門的なお掃除を行い、患者様ご本人によるご自宅でのケアと合わせて二人三脚で行い、予防をしっかりとしていきます。

むし歯の進行度について

  • CO
    ごく初期のむし歯

    歯の表面のエナメル質が溶け始め白く濁っている状態。
    まだ穴はあいておらず、痛みやしみるなどの自覚症状はありません。

  • C1
    エナメル質のむし歯

    歯の表面の一番硬いエナメル質という部分にできるむし歯です。エナメル質には神経がないので、痛みを感じることはありません。

  • C2
    象牙質のむし歯

    エナメル質の下の象牙質という部分にまで及んだむし歯です。象牙質には、神経が通っているので、冷たいものや刺激のある物で痛みを感じることがあります。

  • C3
    神経のむし歯

    さらにむし歯が進行し、歯の神経にまで及んでいる状態です。神経が炎症をおこしていると、強い痛みを感じることがある状態です。

  • C4
    末期のむし歯

    歯のほとんどの部分がむし歯におかされて崩壊している状態です。ここまで進行すると歯を抜かなくてはならない場合が多いです。

むし歯の治療について

C1やC2の場合は、むし歯の大きさや部位、進行度合によって、いくつかの治療方法があります。

レジン充填
むし歯の進行度合が比較的浅くて、あまり大きくないむし歯に行われる治療法です。
むし歯の部分を除去して、歯と同じ色の硬いプラスティックを詰めます。
インレー修復
悪化が進んだむし歯や大きいむし歯に行われる治療法です。むし歯の部分を除去して、型をとり、金属の詰め物で塞ぎます。
クラウン修復
広範囲に進行したむし歯や神経を除去した歯に行われる治療法です。型をとり、歯の形をした金属の被せ物をはめます。C3になると神経が炎症をおこしていることが多いので、場合によっては神経を除去する根管治療が必要になります。根管治療とは、歯の根っこにある神経を除去して、神経が入っていた管を消毒し、細菌が入らないように特殊な詰め物をする治療方法です。また、神経が既にない歯でも根っこの周囲にむし歯の巣がある場合は、治療を行います。

根管治療とは

むし歯など何らかの原因でバイ菌が歯根の中の神経管まで入ってしまった場合、根の先に病気ができてしまいます。
その際はバイ菌を除去する必要があります。このバイ菌を除去する治療を「根管治療」と言います。
歯の根の病気(根尖性歯周炎)を「歯を抜かずに治す」。それが根管治療の特徴の一つです。

根管治療の成功のために行っていること

経験や勘ではなく、基本を徹底すること

根管治療とは「歯髄(しずい)」と呼ばれる歯の神経にまで達したむし歯の治療のことです。「根管」はクモの巣のように細くて複雑な形状をしているため、当院では基本動作を徹底し、丁寧な治療を心がけています。

マイクロスコープ(顕微鏡)で確実に口内の状態を把握

経験や勘ではなく、マイクロスコープ(顕微鏡)で暗く狭い口の中を明るく拡大し、自分の目で見て確実な治療を行います。菌の除去率が上がるのはもちろん、口内を傷つけるリスクを軽減するというメリットもあります。

柔軟性に優れたニッケルチタンファイルを使用

むし歯に侵された神経を除去するために、当院では形状記憶素材で柔軟性の高い「ニッケルチタンファイル」を使用しています。複雑な形状をした根管の中でも動かしやすく、より精密な根管治療が可能になります。

必要に応じて歯科用CTスキャンの使用

患者様のご希望や口内の状況によっては、事前にご相談のうえ「歯科用CTスキャン」を使用することも可能です。通常のレントゲン写真には映らない歯根の状態を正確に捉えることで、治療の精度を高めます。

患者様に寄り添った入れ歯(義歯)の提案

毎日の食事を楽しむために、入れ歯を希望される患者様に対してはライフスタイルやニーズをヒアリングしたうえで「本当に入れ歯でいいのか」「他に適した治療法はないのか」など、様々な角度から治療方針を模索し、最善の治療をご提案。素材ごとに異なるリスクやメインテナンスについてのご説明も行います。

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